託児所がある職場を探す時の注意点

勤務地選び

託児所がある職場の求人を探す時は、まず勤務地に注意しましょう。子どもと一緒に通勤することになるため、毎日たくさんの荷物を持って、子どもの様子にも気を配りながら通勤できる距離かどうかをしっかりと考えなければなりません。大人1人であれば問題なく通えても子どもが一緒だと難しい場合もあります。通勤時間や移動手段を考慮して勤務地を選ぶようにしましょう。

希望者が多く入れない場合もある

採用が決まったからといって必ずしも託児所を利用できるわけではありません。託児所を完備している職場の多くは女性の割合が高いため、同じように託児所を利用しようと考えている人も多いからです。「希望者が多過ぎて託児所に入れなかった」というケースもあります。採用が決まっても子どもの預け先が決まらないと転職が成功したとはいえません。託児所の有無だけではなく利用可能かどうかも確認しておきましょう。

手厚い保育は期待できない可能性も

子どもを預ける施設といっても、そのスタイルはさまざまです。幼稚園のように教育に力を入れている託児所もあれば、園庭がなくビルの一室で預かっている託児所もあります。託児所は保育園同様、子どもを一時的に預かって保育する施設ですが、保育園のように厳しい基準があるわけではないため、その環境に差があるのです。一般的な保育園をイメージしているとその違いに驚いてしまうでしょう。
また施設や環境だけでなく、子どものお世話をする保育士の人柄や相性を確かめておくことも大切です。求人票に「託児所あり」と記載されているからといって安心してはいけません。利用する前に一度託児所を見学しておきましょう。

収入にどう影響するのかもチェック

職場に託児所が完備されている場合は託児所の利用料は給料から引かれることが多いのですが、託児所を利用することで収入が低くなってしまう可能性もあります。そもそも、収入を得ることを目標として転職活動をしているのであって、子どもを預けることが目的ではないはずです。託児所があれば子どもの預け先に悩まずにすむというメリットはありますが、目的を見誤らないように注意しましょう。託児所があるということは大切ですが、本当に希望条件にマッチしているかどうかもよく考えて判断するようにしてください。

注意したいポイントを確認するには

上記で紹介した点は求人票から確認できますが、より細かい情報までは記載されていません。それらをチェックするには介護業界や転職事情に詳しい転職エージェントを利用するといいでしょう。求人を出している介護施設や病院などと独自にパイプを築いているため、記載されていない内部の詳しい情報を知ることができます。