更新日 : 2021/04/20
託児所を利用できるのは小学校に入学するまでです。入学したら託児所ではなく学童保育に預けることになります。学童保育は小学生のための施設で、小学1年生~6年生が利用できますが、中には小学4年生まで、としている施設もあります。学童では学校の宿題をしたり、自由に遊んだり、とそれぞれ好きなようにして過ごします。宿題で分からないところがあれば指導員が丁寧に教えてくれます。子どもの勉強を見てあげる時間が取れない保護者も安心でしょう。
学童には公立と民間があり、内容もそれぞれ異なります。学童を利用するなら子どもにとってどんな環境がいいのかをしっかりと考えてからどこに預けるのかを判断しましょう。
学童保育の概要や基準について、以下のサイトで詳しく説明していますので参考にしてください。
学童は公立か民間なのかによって仕組みや料金が異なります。まずは公立ですが、公立のいいところは「料金が安いこと」です。夏休みや冬休みなどの長期休暇も普段と同じ金額で利用できます。また、小学校の近くに設置されていることが多く、道順に不慣れな1年生でも少ない距離で移動できますし、同じ小学校の友達もたくさんいるので安心です。ただし、「預かり時間が短く融通が利かない」「預かりがメインで勉強面は心許ない」といったデメリットもあります。
次に民間の学童について見ていきましょう。民間のいいところは「柔軟に対応してくれること」です。遅くまで預かってくれますし、夕食や送迎などのサービスも充実しています。共働き家庭も安心して子どもを預けられるでしょう。また、ネイティヴの講師が教えてくれる英会話や特別な学習プログラム、キャンプや運動会、クリスマス会など子どもの興味をひくプログラムも用意されています。しかし、サービスが充実しているということはその分、料金も割高になっているということです。仕方のないこととはいえ、家計に大きな負担となります。
学童と託児所の大きな違いは預かり時間の長さです。公立の場合は大体18時まで、延長してもそれほど遅い時間までではありません。遅くまで対応していないので困ってしまう家庭もあるでしょう。また、託児所は就学前の子どもを保育しているため1人ひとりに合わせて丁寧に対応してくれますが、学童は放課後に子どもを預かる場であって保育の場ではありません。手厚いケアは期待できないでしょう。保護者ができない分をサポートして欲しいと考えるなら公立ではなく民間の学童を利用することをおすすめします。